外壁塗装そこが知りたい!

軒天の塗装

 

建物の天井部分の事をよく『軒天』と表現します。また、軒天井、軒裏とも呼ばれています。

この軒天の役割りとしては、外壁に雨、風などが少しでもあたらないように作られている部位です。また、一説には火事の時、火の手が屋根にあがりにくいよう延焼を防ぐための部分とも言われています。
この軒天には、各建物によって様々な素材が使用されています。
築年数が古いとベニヤ板の場合、板張りで木部になっている場合、ケイカル板(不燃系ボード材)が使用されている場合、または大手メーカーさんの建物だと軒天用のサイディング材が使用されている場合などがありますね。
また、そもそも軒天自体がない構造の建物も増えてきています。
軒天自体がない構造のお家はともかく軒天という部位が存在している建物は、経年で何かしらのメンテナンスが必要となります。
もちろん張り替える事も可能ですが、コストが掛かり過ぎますね(涙)
やはり低コストでメンテナンスするには早めの塗装が1番でしょう。
しかし、塗装でも『使用塗料』という点ではやはり考えなければならない部位です。
この軒天という部位は、建物が屋根から熱を受けて熱気や湿気を溜めやすい場所です。また、軒天がそれらの熱気や湿気を外部に吐き出している役割をしてる場所ともいえます。
近年では、軒天に一周換気口が設けてある建物も増えているぐらいです。
そういった場所に塗装をするのですから表面は保護できるかもしれませんが、内側の湿気で剥がれてしまうケースもございます。
しかし、決してメンテナンスをしなくていいわけではありませんので、『使用塗料』や『軒天塗装するための対策』を建物こどに考えて行くのが大切な事だといえます。